主人公が感じる違和感や恐怖は、
私たち自身の日常にも潜んでいるかもしれないと思いソワソワした。
人間の心の闇や脆さを巧みに描き出し、
読み終わった後も深く考えさせられます。
印象的なのは、登場人物たちの複雑な心理描写。
善意と悪意が交錯する中で、誰が味方で誰が敵なのか、
分からずヤキモキした。
『闇祓』は、単なるホラー小説ではなく、
人間関係や社会問題についても考えさせられた。
ラストの衝撃的な展開は、社会への風刺も含んだ余韻に思えた。

あいつらが来ると、人が死ぬ。 辻村深月、初の本格ホラーミステリ長編!
「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。一気読みエンタテインメント!
