散歩の合間の読書
三五館シンンャ のいつものこのシリーズ。今回は電通。 パワハラ事件以前から悪評が尽きないイメージ。 既得権死守な巨大組織。鬼十則は昭和の遺物か。 著者のその後の人生が切ない。時代に翻弄されてる気もするが、穏やかな余生を願う。 ベストセラー日記シ…
たまに読みたくなる絵本。 大人が読んでも面白い。すごい才能だと思う。 「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」「だれもわかってくれなかったら」「せかいがかわってしまったら」…。子ども、大人、おじいちゃんのさまざまな疑問の痛快に答える!大人…
青山美智子さんの著書は初めて読んだ。 読後感がとても良い。それぞれの悩みとその後。 本屋大賞ノミネート作品。 5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治した…
小惑星接近(衝突?)前の人間模様。 まだまだ百年法の印象が強い。 2029年に起きた小惑星衝突の危機。 すんでのところで衝突は免れたものの人々の恐怖は拭いきれず、シェルター用の実験地底都市が建造された。 劣悪な環境下で暮らす実験期間は10年、被験者…
同僚が絶賛してたので読んでみた。 確かに、過剰に備え過ぎている気がする。もっと取り崩そう(結論)。 お金の「貯め方」ではなく「使い切り方」に焦点を当てたこれまでにない「お金の教科書」 経済学者、起業家、ニューヨークタイムズ紙なども絶賛!あなた…
「汝、星のごとく」の続編。 読んでよかった。今作も印象に残る文章が多かった。 第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった。ああ、そうか。わたしたちは幸せ…
単純な反戦にとどめず、現代への問題提起としてる点がすごい。「総括」がいかに難しいことなのか少しわかった気がする。 その時その状況でその判断をしないでいられたのだろうか。 エリートが国家を滅亡させた――。 開戦、特攻、戦犯裁判。「海軍反省会」席上…
知念実希人さんの著作。ガラスの塔の殺人が衝撃的だったので、本作も読んでみた。 yomumiru.hateblo.jp 全くミステリーではない。バイオホラー?そして題名から何か怪しげな「草」を連想していたが、全く草の話ではなかった! そして、終盤はさすがでした。 …
ちょうど研修でアップル社のケースを学んでいたので、関連しそうなので読んでみたら、登場人物そのものでした。 伝記のように読めました。そのまま再現はできないにしても、参考にすべきことは多い。 「あなたがいなければ、この成功はなかった――」スティー…
3作目、今回はだいぶ雰囲気が異なる。前作の話が前提になるので、読む順序は間違えてはならない。 終盤が切ないのは今回も同じ。 運命の幕が上がる。たった一曲が世界を変えた。灯火(はじまり)は、愛を知らない双子だった。ルミニエル座の俳優アーロウには…
レーエンデ国物語、2冊目。 今回は革命の物語。またもや終盤が切ない。エピローグ読んでも余韻が儚い。 名家の少年・ルチアーノは屋敷を何者かに襲撃され、レーエンデ東部の村にたどり着く。そこで怪力無双の少女・テッサと出会った。藁葺き屋根の村景や活…
SNSでよく見かけたので、借りてみた。(ここ数年このパターンが多い) 終盤、救いが少なく切ないが、物語は壮大で骨太な感じ。架空なのにスゴい。原作に忠実に、映画とかRPGにしてもらいたい。 異なる世界、聖イジョルニ帝国フェデル城。家に縛られてきた貴…
「満願」に感動してから、この作家さんの著作を読んでいるが、 こんな作品も書けるのか! と驚いた。 本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせ…
仕事の関係で読んだ。 冒頭の弾丸の例えがわかりやすいし、総論ではなかろうか。 燃料の追加以外の解がある。とはいえ「抵抗」を減らすことも同様に難しいと思うが。 売り込みや報奨では、人は動かない。利点の訴求ではなく、「抵抗」の解消で人は動く。[フ…
「アルテミス」以来のアンディ・ウィアー著作。 感想を言うと、設定のネタバレになりそうなので控える。ただ、総じて面白かった。 「ヘイルメアリー」ってなに?と思って調べてみた。 もともとヘイル メアリー(Hail Mary)とはアメフトにおけるゲーム終盤で…
特段、新しい知識はなし。これまで知っていた情報が医師の観点から書かれてる感じ。 目次を見て、掻い摘んで読むと効率的か。 重要なプレゼン前に集中力を高めたいとき、残業続きで疲労回復したいとき、眠れない夜、二日酔いの朝……日々の不調を改善し、仕事…
井上真偽さんの著作は初めて読んだ。 地下からの脱出系に主人公のトラウマが絡んだ感じ。臨場感がありました。 巨大地震発生。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。光も音も届かない絶対的迷宮。生還不能まで6時間。想像の限界を超えるど…
青森市には、市民図書館と県立図書館があります。今回は県立図書館へ。 環状道路沿い、問屋町の近くにあります。 屋外には彫刻が展示されてて、良い雰囲気。 人間の行列? 三木俊治さんの「行列」という作品でした。 そういえば、横浜市保土ヶ谷区にある、ビ…
同僚に進められて読みました。 途中まで普通のミステリーだが、後半が凄かった。 作家デビュー10年 実業之日本社創業125年 記念作品雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。ミステリを愛する大富豪の呼びかけ…
またしても三五館シンシャ発行のこのシリーズ。 yomumiru.hateblo.jp 今回はメガバンク銀行員、ぐだぐだ日記です。 もう「みずほ銀行」ですね、読まなくてもわかる。 中の人が全てダメではなく、真摯に取り組んでいる方もいるんでしょうけど、なんだかなー。…
恒川光太郎さんの作品。短編七篇。 緩やかにつながってます。 「人間はおもしろい。だが、飼ってはならぬ」スリルに憑かれ空き巣を繰り返す羽矢子。だが侵入した家の猫に引っかかれ、逃げた先で奇妙な老人に出会い……「猫どろぼう猫」自尊心が高く現実に向き…
恒川光太郎氏のSF。 ディストピアなのだが、不思議な読後感。すごい世界観でした。 わたしの絶望は、誰かの希望。ある日、上空に現れた異次元の存在、<未知なるもの>。それに呼応して、白く有害な不定形生物<プーニー>が出現、無尽蔵に増殖して地球を呑み込…
最近ミステリをよく読むようになった、「箱舟」の影響か。 話の展開やトリック仕掛け伏線は読書の方が好きかも。映画ドラマより。 『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内…
「運動脳」を読んでみた。ジョギンングしていて正解ですね。動機づけがとても強まった。 人間はそもそも動物なので、運動すべき。運動によって脳の機能が向上します。という結論。確かに有酸素運動で、気分がスッキリするし、くよくよしなくなった。 『スマ…
すごい作品でした。熱中して濃密な時間を過ごすことができた。物語のスケールが大きい。このまま映画にもできそう。 この作家さん、未読だったので、存在を知ることができて嬉しい。 内容(「BOOK」データベースより) 急死したはずの父親から送られてきた一…
久しぶりに読書をしていて涙を堪えた。帯に書いてある宣伝文句はほとんどが大袈裟だが、これは違った。 原田マハさんの著作はいくつか読んでいる、美術系の創作が多く、どれも品質が高い印象。 「さいはての彼女」も美術系ではなかった。 yomumiru.hateblo.j…
三五館シンンャのこのシリーズは面白くて何冊か呼んでいる。 ディズニーキャストも、ざわざわしてるようだ。 知らない世界が解像度高く覗けて興味深い。一時期大量に出版されたディズニー系ビジネス書なんかより人生に深みが出そう。 オリエンタルらは本書を…
ヨシタケシンスケさんの新作。 又吉直樹氏との共著。 相変わらず良い絵だ。 又吉直樹氏の文章も良かった。 ただの芸人かと思ってた(そんなわけはない芥川賞作家)。火花を読んでみようかな。 その本は 作者:又吉直樹,ヨシタケシンスケ ポプラ社 Amazon 火花…
坂井孝一著。大河ドラマも見ているので、読んでみた。学生時代は「1192作ろう」で覚えていたが、最近は違うらしい。源氏だったはずが、なぜか北条が支配してる?、くらいの理解しかない状態。しっかり理解できました。京都からみたら、鎌倉は相当乱暴な…
以前お世話になった上司が本を出したとのことで、早速書店で購入。 戦略コンサルファームのコンサルタントは、何をどう読んで、どう活用しているかというコンセプト。 コンセプトは「戦略読書」と似ているが、コンサルで絞り込んだ感じ。 戦略読書 〔増補版…